2018年 12月 22日
母死亡。
母が亡くなって1週間がたった。
あまりにもあっけなく、すっと死んでしまった。
あぁだこうだ言っている間もなく、
後悔する時間も作らせないくらいにさっさと死んでいった。
大して涙も出ていない。
これからもでそうにない気がする。
母と最期に話したのは電話で、1年以上前のこと。
母は兄と仲良くしてほしいと泣いていた。
会いたいから帰ってきて、
そう言われていれば帰ったかもしれない。
でも兄のための涙か、と思った時点で
もう帰れなくなっていた。
そのまま日が経って、
それでも毎日母のことは気にかかっていた。
そして手紙を書いて、返事が来ないと思ったら
急性心不全で母は死んでしまった。
手紙を読んで間もなかったようだ。
母の声が聞こえる。
「あ、○○ちゃん!?」という電話の声。
母と話したかったのは事実。
悔しいような気持ち??
ただ母は、少しではあっても前日まで
白いご飯をおにぎりにして食べられていたそうだ。
苦しいといったのも前日の夕方から。
死の前の日は元気がない感じがしたそうだけれど、
それでも苦しんだ時間は短く、また苦しさも
ひどくはなかったらしい。
母にとってはいい死だったと思う。
私にとっても。
死とはこんなにあっけないものか?
認知症の本や在宅介護の本や
いろいろ読んで心配していたことが、なんにも
現実にならずに終わってしまった。
たぶんいい死だった。
在宅死。
兄の横で。
by hamuneko7
| 2018-12-22 20:37
| 日常の些細な出来事
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