清水眞砂子さんのを読んだのだ。

ここのところ、久しくお日様にお会いしていないので、
わたしはくたーっと、へたっとして毎日を過ごしています。
トホホ。お日様が恋しい‼

頭痛続きも、脳内のセロトニン不足の影響が大きいらしく、
いまのところ薬で対処するしかないみたい。
脳内だけではなく、むしろ胃腸にセロトニンは多く存在し、
この不足で、むかむかしたり胃痛がしたりするそうな。
胃の不調と頭痛がセットになっている不思議を、やっと解明しました。
(漢方薬では、頭痛は胃腸に関係しているという解釈が早くから
 あるようで、頭痛と胃の不調に対応しているものが多いんです。
 漢方薬、なかなかやるではないですか!)

頭痛のせいでせっかくやる気になったアクセサリー作りと読書も
しばしば中断。
でもソウタシエというビーズとコード(きれいな紐)を使って作る
ヨーロッパ由来のアクセサリー作りにはまりつつあります。
今回はソウタシエのための本とコードはアメリカから、
ビーズはチェコから取り寄せてしまいました。
ワクワクしながら進めています。

最近読んだ本でよかったのは、
清水眞砂子『あいまいさを引きうけて』(かもがわ出版)です。

清水さんは『ゲド戦記』を訳した人。
児童文学に関していくつものエッセイを書いています。
何冊か読んできていますが、いつもはっとする指摘があります。

これはゲド戦記を書いたル=グウィンが批判したことだとありました。

トルストイの有名な言葉。
「幸福な家庭はどこも一様に幸福だけれど、不幸な家庭はそれぞれに
 不幸である。」
これに対しグウィンは・・・
幸福な家庭はみな似たようなものだというけれど、その幸福を維持する
ためにどれだけの努力がはらわれているか、
など、批判をしているそうです。
(ル=グウィンはフェミズムの見地から発言していたのかなぁ?)

本の中で清水さんは、グウィンが発言したのと同じ時期に同じような
ことを考えていたことを知り驚いたといいます。
同じような日常を保つために、どれだけにエネルギーを使っているか、
メンテナンスは大変なのに、そのことについての評価はなかなかされない。
目に見えにくい、一見何でもないことに日々どれだけの努力が
はらわれているか、そういうことがこの社会ではどんどん見えにくく
なっている。
そう清水さんは書いています。

またこんなことも。
清水さんは「かわいそう」「健気」「かわいい」が子どもの文学から
消えたらどんなにいいだろうと思っていたそうです。
「感動ポルノ」ということばにもおっときたとか。
不幸に驚くには簡単なことだけれど、幸福に驚くには難しい。
意識して喜び、意識して光の方を見る、そんな大人になりたいと
願って生きてきたと清水さんは言っています。
子どもの文学にはそういう成熟を、本当の人間の成熟を描くことが
求められていると。

他に、鶴見俊輔さんとの対談、吉野せい『洟をたらした神』のことなど
気になる文章がいっぱいありましたが、
今回はここでおしまいにします。
まだまだ知らないことがいっぱいだし、読みたい児童文学もいっぱい。
でも時間には限りがあるし、体力・気力で何かできる時間は
もっと狭まってきてしまうから、残念。
時間は大事につかわなくっちゃ。
ボーっとする時間と休む時間、毎日を過ごす最低のメンテナンスは
最優先で。



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by hamuneko7 | 2018-10-11 23:05 | 読んでいる本のこと | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by hamuneko7
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