『腸と脳』おすすめ。

エムラン・メイヤー
  『腸と脳』  (紀伊国屋書店)

図書館で  腸・病気・脳・回復  なんていうワードで
いろんな本をパラパラ読んだりしていたなかで、なかなか
ピンとした本に出合わず。
偶然本屋に積んであった『腸と脳』を目にして思わず衝動買い。
そしたら、この本、あたりだった。

腸内フローラ、善玉菌と悪玉菌、日和見菌ということばが
書店やテレビでたくさん見られるようになったのは、けっこう
前のこと。
納豆やヨーグルトを食べれば、腸内フローラが変わってくる、
おそらく誰もがそう思っているだろう。

そこのところを、この本では、
マイクロバイオ―タ(からだの中の細菌など微生物、腸以外にもあるもの)
は、幼児期にほぼ完成され、それがストレスや抗生物質などで荒らされていく
ことはあっても、もとのように戻ることはない。
といっている。

えっ?腸内細菌もいったん失われた部分は戻らないの?

そうなのだ、そうらしい。
>腸内微生物の多様性は、向上させるより
>低下させることは比較的簡単なのに対し、いくつかの研究によれば
>多様性のレベルを向上させ、疾病からの回復力や健康を改善することは
>困難である。どれほど、プロバイオティクス食品を摂取しても、
>いくらザワークラウトやキムチを食べても、いかなる食餌療法を
>実践しようとも、腸内微生物の基本的な構成と多様性は比較的安定を
>保ったままでいる。

しかし、と続く。
>プロバイオティクスによる介入は、マイクロバイオ―タが生成する
>代謝物質を変えて、腸の健康に資することが知られている。

そう、腸内フローラが変わるのではなく、微生物が頑張ってだしてくれる
サインが変わってくれて、血流や神経によって脳や内臓に伝達される。
だから、からだも心も変わっていくんだ。

細かいことかもしれないけれど、こういう違いをはっきり書き分けて
くれていることは、大事なことだ。

いかに幼児期の(微生物を親から受け継ぐ時期の)成長が、
人間にとって大事なものかを、
いかに、腸と脳が、神経・ホルモン・炎症分子などを使って
つながっていくかを教えてくれる本。

どんなふうにつながるか、微生物の働きや結果など実際のところは
本を読んでいただいた方がいい。

わたしは今まで痛みに関してできることはずいぶんやってきた。
だから、こんどは生活そのものを変えるしかないところまでに
きているんだ!って納得させられた感じ。

もうひとつ。
驚いたことに、訳者の高橋洋という人で本を検索したら、
なんとなんと、
今まで
読んで面白いと思った本、面白そうだからと思って買ってある本
あわせて5冊。読みたいと思っていた本4冊。
ぴったんこカンカン!
訳者で読む本を決めるというもありかな、と思わせてくれた。
(もちろん、今までもあったけれど、こんなにぴったんこなのは
 初めてだから)

扇風機がタイマーで止まってしまったので、部屋が暑くなってきた。
このへんでおしまい。

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by hamuneko7 | 2018-07-26 12:11 | 読んでいる本のこと | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by hamuneko7
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