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ぼちぼちいこか~

salley73.exblog.jp
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答えがあるという錯覚。

・人の価値観を変えるには,苦痛を伴う。
リーダーは,すべてを変えようとせず,少しだけの
変化を求めること。

・つまり,少しづつじっくり時間をかけて変えていくしか
ないのであって,ひとりのリーダーで,何かを変える
ことはできない。
問題を引き継いでいける人物を,作っていく必要がある。

・何を変えていくのか,
それにはどんな損失が伴うかを,相手に納得させて,
苦痛を最大限減らしていくことが大事だ。

なんていうことを,ロナルド・ハイフェッツは言っている。

公民権運動もしかり。
今の,安倍政権のこともしかり。

・危機的な時には,かえって間違ったリーダーシップを
求めがちである。
答え・決定・強さ・将来への展望・
これからどこに行くのか,
こんなことを知っているらしい人を求めてしまう。
難しい問題を単純化させることのできる人を,
リーダーと勘違いしてしまう。

・しかし,誰もが答えを持っていないこと。
調整には異なる価値観をすり合わせていくことが,
必要となる。


いま,みんなが答えを求めてしまっている。
ギリシャのことも,国家間の安全保障も,テロ対策も・・・
答えがない苦痛に耐え,
今何をしたらいいのか考えることを,
続けること。

安全保障の問題も,説明が足りないというが,
何を説明してほしいのか,我々から求めなければならない
のだと思う。


といったことを思いつつ,
家族問題も同じだと考えている。
価値観の変化を求めることは,
とっても難しい。

先日,やっと義妹の思いがわかった。
・介護は家族だけでしたいという強い思いがあること。
・介護保険による援助は最小限にしたいと
思っていること。
・家族しか,安心できないということ。
・わたしや夫のしていることは不十分,
義妹はもっともっと手助けしてほしい
と思っていること。
・それには同居しかないということ。

介護保険を利用することへの,根本的な懐疑心。
介護=義妹が心配になることすべてをやってあげること,
だという理解。

ここを揺さぶるのは,かなりの時間と工夫がいる。

義母が気管切開したり,
義父の認知症が深刻になったりしたら,
今の義妹の考え方では到底やっていけない。

今,わたしの家族のなかでは,介護保険のこと以上に
家族間の価値観の相違という問題が
横たわっている。
by hamuneko7 | 2015-07-22 08:50 | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん