地雷撤去。

ハンス・ファラダ 『ベルリンに一人死す』 みすず書房
読書中。

約600ページ,上下段組の本だから,頑張って読まないと
返却期日に間に合わない。

ヒトラー率いるナチスに,平凡な何の組織にも与さない一人が,
「抵抗」する小説。
実際にあったことが下敷きになってはいるが,ほとんど小説。
なにしろ生活そのものが書かれているのだから。

著者は,戦前から小説家として活動。
ドイツから亡命する小説家が多い中,ドイツで書き続ける。

著者は1947年,作品を書き上げて3か月後,53歳で亡くなる。

彼は戦争中アルコール依存症となって精神病院に入れられた。
精神病院に入るということは,強制収容所に近いところにいた
ということになる。

アウシュビッツからの帰還者プリーモ・レーヴィが
この小説を高く評価している。

まだ,主人公が抵抗活動を始めるところまで読んでいないから,
さっさと読まなくちゃ。

ついでに借りている『<介護小説>の風景』も読みたい。

読まされているのではなく読んでいるのだから,
そんなに急ぎたくはないのだけれどね。


おとといは,夕食の内容で夫とまた無言のバトル。
夫が楽しみに買ってきた厚いいい顔をした豚肉。
これを焼くと言って早く帰るよう,がんばって仕事をあげてきたらしい。

わたしはポークステーキになるものと思い込んで,ほかに
量だけはたくさんのおかず2品作ってしまった。

夫が作ってくれたのは,野菜たっぷりはいった
立派なポークのトマトソース煮込み。
完全にわたしのつくったものと相性が悪いボリューム。

作ってくれたものはおいしかったけれど,
おいしく食べられない状況だった。

昨日はなんとか合格。
サケのハーブ焼きをほかの野菜といっしょにしてトースターで焼いて
しあげ。
あと2品。

今日は暑いから,おつまみ程度のお刺身とほか。

食べることを巡って,
たとえば冷蔵庫の管理や,食材あれこれ,器あれこれ
なんでもバトルの種になる。

今の世のなかのありかた,彼の所属している会社の経営が
なんとかならないと,家の中の地雷はどんどん増える。
地雷撤去がむずかしい。
なにしろ見えにくいから。
えっ?ここにあったか・・・だから。

抵抗運動にはまったくどこもつながらない,ささいな出来事。
でもこれもまただから日常なり。
[PR]
by hamuneko7 | 2015-05-27 15:35 | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by hamuneko7
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30