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ぼちぼちいこか~

salley73.exblog.jp
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なんとも難しい関係。

久しぶりの投稿。
考えてみると、けっこう長い不調が続いた。

ふいに、懐かしいような香り。
神社の近くのような、昔の実家のあたりのような・・・
たぶん、クスノキが新緑の香りを持ってきてくれたのだ。
都会から電車で帰宅。
家の近くに来たら、ふっと香った。

父が好きだったシャガの花もとっくに終わってしまった。

親子の関係というのはあんがい難しい。

今までケーイタイに実家からの電話がかかってきても、
一切出なかった。
母からのも、兄からのも。

留守電に入っていた母の声。
何日か気付かなかった。
聞いてしまったら、電話もしないし関わらないと決めた気持ちが
とたんに崩れた。
母の泣く声に弱いわたし。

父がなくなって、母の「寂しい」ということばを初めて聞いた。
当たり前のことだけれど、
電話口で、
母の泣きながらいう「寂しいよ」という
声に、わたしも
つられて
泣いてしまった。

感情と理屈は仲が悪い。

義母の毎週の病院への付き添いも、苦しくなってきた。
たぶん、「今日が一番いい日」と思ってくれたら楽になる。
でも、義母は「これからもっとよくなるはず!」と思い、
その都度感情と思いつきに任せて、怒り行動する。

義妹からもらっていたメモのとおりに、薬のお願いを主治医にしたら、
「違うわよ!その薬はいるわよ!」と鬼気迫る声で制された。

よく思えば、感情をあらわにできるほど、わたしに心を許してくれている
のだろう。
でも、義母の鋭いことばに不慣れなわたしは、かなりショックを受ける。
これで2回目。
胃がきゅっと痛くなり、家に帰ると頭がガンガンしてくる。

どうすればいいのだろう???

認知症とは違うけれど、脳内のつながりが悪くなっていることは事実だ。
脳の一部が委縮して働かなくなれば、そことつながる部分も
どうしたって動きが悪くなるのは当然だ。

いずれ感情も動かなくなり、無動になるとわかっているから、
感情がある・だせるというのは、いいことではあるのだ。
でも、義母にとってはいいことだけれど、
わたしは勝手に傷ついてしまう。

痛い・違う・ダメ・苦しい
こういうことばしか聞けないでいると、わたしもどんどん具合が悪くなる。

感情はうつるものなのだ。
伝染するものなのだ。

夫も義母(夫にしたら実の母)に、感情をかき乱されている。
わたしよりももっとつらくあたられている。

こんな場合どうしたらいいのか、
テキストはない。

元気がそがれる分だけ、わたしがもっと楽しめるような日々を過ごす。
それしかない。
草や木、映画、本、音楽・・・

キースジャレットの今までの集大成のアルバム2枚組は、
とってもいい!
あれ?古楽でこんなのあったっけ?と思いつつ聴いていくと、
キースジャレットになってくる。
それが民族音楽のようにもなり、しゃれたジャズになり、
でも、どこかがいつもキースジャレット。
最高!

ケージもいい。
植物が伸びていくようなイメージを感じる音楽。
もちろん雑音ではない。

最近は数時間、夫といっしょにずっと音楽を聴いている。
BGMとして。
テレビとラジオを消して。

あとは晴れて、さわやかな風がふいてくれれば、まぁ
なんとかなるかな・・・
by hamuneko7 | 2015-05-20 18:19 | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん