人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ぼちぼちいこか~

salley73.exblog.jp
ブログトップ

老いには短歌を。

ずいぶんと投稿を怠っている。
2月中は,痛みのせいかな?
最近は,親の老いに関する細かなことと,
自分の今後のことで落ち着かないせい。

小高賢 『老いの歌
       -新しく生きる時間へ』 (岩波新書)
これは面白かった。

何の本か知らずに手にとり読み始める。
短歌にまつわる話だった。
短歌は老いに寄り添える力をもっているという。

超高齢化社会に,文学はまだ追いついていない。
『恍惚の人』とか『そうかもしれない』など,あるにはある。

齢を重ねた人が,自分の立場で老いを書くということは,
まだまだ少ない。
介護している人が,子どもである家族が書く老いと,
老いに迫られている本人が書く老いとは違うのではないかと。

いま,短歌界は60~70代の人が中心になっていて,
プロから初心者までもが楽しんでいるそうだ。

しかも短歌は,自分の感情,自分の見たもの・経験を
語るものであること。
俳句は言葉が少ない分,自分がそぎ落とされ,抽象的に
ならざるを得ない。
簡単に,自分を表せて,それを他人と合評しあえる「道具」
それが短歌だと。

こんな風に言われると,わたしも書いてみたいなぁなんて
思ってしまう。
でも,もう少しあとで。

発達障がいと,老いの本ばかり読んでいて,お知らせできるものが
あまりないのが残念。
by hamuneko7 | 2014-03-10 10:47 | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん