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ぼちぼちいこか~

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永山則夫さんの精神鑑定書。

振り返ればすぐそこ,
というほどに最近まで暑かったのに,もう冬にむかって
いるような気さえしてしまいます。

キンモクセイの香りが漂っています。
そんなに焦って花を咲かせなくてもいいのに。

サクラの花が何輪か咲いています。
そんなにこの国の季節は,わからなくなってしまた?

花や木や鳥は,よく見ているといろいろなことが
わかってきます。


ところで,昨日永山則夫さんについてのルポを放送して
いました。

彼が死刑になったのは,今のわたしの歳あたりだったと
わかり,19才から今まで獄中にいたこと,その長さを
考えてしまいます。

世間に与えた影響はとても大きいけれど,彼自身はどんな
毎日だったのでしょう。
殺人事件を起こす前から,何のために生きてきたのかと
思っていたというのですから。

そういう彼の幼いころからの思いや体験を,ある精神科の
医師が100時間のテープに残しながら,聴いていたという
ことが,この放送でわかりました。

精神鑑定というのが,事件が起こるといつもでてきますが,
それはどのくらいの精度でどのようにしているのだろうと
いつも疑問を持ってしまいます。
でも,この永山事件について書かれた精神鑑定書は,
一人の精神科医が永山則夫という青年に対峙してかかれた
ものだとわかります。

当時はDVとかPTSDなどという言葉はなかったにもかかわらず,
同じような考え方も適応されており,この鑑定書を重視して
出された2審判決がくつがえされたことには,怒りさえ
感じてしまいます。

最近,殺人事件の報道が多いように思いますが,
いじめの問題と同じように,マニュアルにそって刑を執行する
とか,判断を下すというベルトコンベアーのような社会・
人間になっていかないように,と自分自身に言い聞かせています。
by hamuneko7 | 2012-10-15 17:24 | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん