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ぼちぼちいこか~

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シクラメンの続き。

シクラメンの話の続き。
というか、続けて考えたこと。

シクラメンはへなっとしたら、水をやるとすぐ元気になるから
かわいいといったたぐいのことを書いてしまった。
でも、すぐに元気になれない場合のほうが現実社会には多い。
それは花だって人間だって同じで。

栄養をやっても休養を与えても、元気になれって応援したって
何をしたってそうそう結果は出ないもの。
そして結果が出ないと憎らしいとか、手ごたえがないとか
ついつい思ってしまうし、もう手をかけるのをやめてしまったりもする。
そこのところが難しい。

自分のことにしたってそうだから。
そうそうすぐには結果を出せないから焦るし諦める。続かない。
なかなか結果を出せなくても、それでいいじゃんか!って思える
気の長さが人間には必要なんだろう。

でも、シクラメンがかわいいことには変わりない。
水をやってもへなっとして元に戻らない花はそれが寿命。
早めに茎の部分からしっかり摘んであげないと、球根にカビが生えたり
ほかの茎が腐ったりしてしまう。
そういう世話もシクラメンにとっては大事。

花は終わっても、葉っぱで栄養をとったら、また球根が次の世代の
芽を出すべく頑張ってくれる。
まぁなかなか2年3年と続いて咲かせるのは難しいけれど。
でもともかく次の花を咲かせるためにさようなら。
健気だなぁ・・・

# by hamuneko7 | 2018-11-10 22:18 | 日常の些細な出来事 | Comments(0)

シクラメンは強い⁉

先月、近くの農協でシクラメンを買った。
15㎝くらいの丈のミニシクラメン、ピン系の2鉢。
我が家のベランダで、今朝も元気よく咲いてくれている。

このシクラメン。
寒さにも強く育てやすい植物だと言われているようだ。
たしかに、水やりをときどきしてやれば長い間咲いてくれる。
でも・・・

夕べ思いついた!

シクラメンは程よく弱いこと。
甘え上手だということ。

ときどき夕方になって突然のように、シクラメンの花と葉が一斉にへたって
鉢にへばりつくようにしなだれかかっていることがある。
ほんとうに元気をなくして
もうだめだ・生きていけないと言わんばかりに。

すぐに水をたっぷりかけてやる。
すると1・2時間で何事もなかったかのように、花も葉もすくっと
立ち上がって元気になっている。

もうだめだというサインと、元気になったよというサインを
シクラメンは絶妙に出してくれるのだ。
何ともゲンキン!わかりやすい!
元気になった姿がうれしくて水やりを怠らないようになるし。

こういうゲンキンさというかわかりやすさが
生き延びていくうえで大事なんだとはたと感じた次第。
がんばりすぎていつでも元気をふりまいていると、
まわりが気づいてくれる前にへたってしまって元に戻れなくなってしまう。
おい!気づけよ!っていうサインをわかりやすく出したほうがいい。

うん。
シクラメンはかしこいし弱いから強い。

シクラメンから元気のもとをもらおう。

# by hamuneko7 | 2018-11-10 06:46 | 日常の些細な出来事 | Comments(0)

第三の自律神経。

ぐうぜん本屋で見つけた本。
またラッキーな出会いだったようだ。

ステファン・W・ポージェス
『ポリヴェーガル理論入門
  心身に変革をおこす「安全」と「絆」』
               (春秋社)

交感神経と副交感神経のふたつからなる自律神経のバランスによって、
ストレスを軽減できるというのがちまたの理屈。
この本では進化の過程から、もうひとつ迷走神経の重要性について
言及している。
またストレス反応というとらえ方では欠陥があるとも。

いろいろメモとして書いておきたいことはあるけれど、
今日の(今読んだばっかりのところの)「感動」だけとりあえず
書きとどめておこう。

それは・・・
トラウマにとらわれている人に対してのことば。
>あなたの身体がそのように反応したからこそ、あなたは生き残ることが
>できたのです。その反応はあなたの命を救ったのです。あるいは
>ひどいケガを負わずに済んだのです。

>それは、「身体の反応に『悪い反応』などというものはない」ということです。
>身体はいつも適応力的な反応をします。私たちの神経系は、生き残るために
>最適なことをしただけなのです。だから私たちは、神経系が行ったことを
>尊重しなくてはなりません。

>クライアントは、今のままではだめだなのだ、と言われているのです。
>今の状態を変えなければいけないというわけです。ですから、
>このようなセラピーは個人の状態を評価し、点数をつけているのです。
>私たちは点数をつけられると、基本的に防衛的な状態になります。
>つまり安全な状態ではいられないのです。

そのとおり!と「感じる」。
いくら頭の中で自分はOKだと考えていても、ちっともOKにならない。
反応をとがめても仕方がないということ。
まず安全であるということを身をもって感じなければ!!

視覚や聴覚の重要性、表情と声で社会的交流がなされること、
大事なことがいっぱいある。
もっと顔の筋肉を柔らかくして内耳の緊張を緩めて、
ほがらか~に生きていきたいものだ。

話は変わる。
昨日の朝日新聞にマイケル・ムーアへのインタヴュー記事が載っていた。
soro72さんのブログにもあったけれど、ちょっとここでは違うことを。

彼は、トランプ氏がこのまま優勢を保っていけば、あと2年でアメリカの
民主主義は今とは違うものになっていくだろうと言う。
絶望はしていないけれど希望もないと。
国民が参加しない民主主義は揺らぐと。

同じ日の朝日新聞の社説では、民主主義を守れ風のことが書いてあったけれど、
それは何も言っていないのと変わらない。
トランプしかり、ヒトラーしかり皆民主主義を叫んだのだから。
民主主義の形式にのっとって勝ち上がったのだから。
新聞はなにが民主主義として大事なのか具体的なことを
書かないと。

ちょっと疲れたのでここでおしまい。

# by hamuneko7 | 2018-11-09 22:15 | 読んでいる本のこと | Comments(0)
アメリカでの中間選挙の結果が出た。
下院では民主党が勝利。上院は共和党が議席を確保した。
若者と女性の投票行動が下院の民主党勝利の背景にあるという。

アメリカ発#me too  という活動が話題になり始めたころ、
わたしはなぜ急に?と感じていた。
でも、それほど隠れた被害があったのだということを、
最近ようやく理解した。

レベッカ・ブラウン『説教したがる男たち』
(訂正:レベッカ・ソルニット)
吉見俊哉『トランプのアメリカに住む』などを読んで、
初めて分かったことがある。

アメリカは女性の活動が活発で、フェミニズムやさまざまな運動の
元祖のようなものだから、日本よりも女性の置かれている状況は
いいものだと信じていたのだけれど、
「ガラスの天井」というのは比喩ではなくて本当に立ちふさがって
いるんだということ。
レイプ事件が数分に一回という割合で起こっていて、男性と女性が
二人きりになる時、女性はいつもびくびくしているということ。
女性が安心して言いたいことを言える環境がないのだということ。

仕事をしていた時、わたしも女性である自分に悔しい思いをし続けた。
男性ならすんなりいってしまうであろうことが、なかなか通らない現状。
大きな声、腕力が最後には勝つということ。
男性がOKを出した女性なら、許されることは多くなること。

女性の社会的地位の低さで、日本は先進国とは到底言えない現状だけれど、
アメリカですらまだまだなのだ。

でも、声をあげるという文化が根強くあるアメリカ・・・
銃社会というレッテルが張られがちなアメリカだけれど、そうなったのも
わりと最近のことなのだから、変わることはできるはずだということ。

今、トランプ政権下のアメリカを報告する本がまたいくつも出ている。
ぜひとも読んでみたい。



義母のこと。
義母自身のことでは進展はない。
ただ医師間のいいぶんの大きな違いや、命令系統や組織としての
ありかたなど、かなり歪んでいてることがわかった。
権威を背負いながら責任を負わない医師が少なからずいる。
権威だからと言って話をうのみすることは危険だと
痛感した。
このことについてはまたこんど書きたい。

# by hamuneko7 | 2018-11-08 09:08 | 読んでいる本のこと | Comments(0)

セレンディピティ!

かなり前の話だけれど、
いつもお世話になっている知り合いから、生命倫理の研究をしている人の
ことを教えてもらった。
以来その生命倫理の先生の書いたものを雑誌などでみかけると、
ちょくちょく読んできた。
映画「ガタカ」を知ったのもその流れから。
「わたしを離さないで」「マイノリティリポート」などもその見方で見た。

春に彼女の講演があってそこでもカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」が
テーマとして取り上げられた。

映画、原作、日本のドラマと「わたしを離さないで」は全部見てきたし、
どうもこの題名が出てくると気になってしまう。

と、先日何かの新聞で
田尻芳樹・三村尚央
「カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』
            ケアからホロコーストまで」(水声社)
の紹介を見つけ、さっそく図書館でリクエスト。

まだ読んでいる途中だけれど、セレンデピティーといおうか
めぐりめぐって興味がつながったことがなんともうれしい。

アン・ホワイトヘッドという人が書いた文章。
「気づかい(ケア)をもって書くーカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』」
このなかに出てきた人々の名前は・・・
ドミニク・カプラ
スザンヌ・キーン
マーサ・ヌスバウム
トニー・ジャレット
リオタール
マラン
リタ・シャロン
など

初めて聞く名前が多いけれど、トニー・ジャレットは先に書いた
お世話になっている人から紹介いただいた本で、以前
『20世紀を考える』を購入したし、
マランの書いたものは1冊読んでいた。
さらにリタ・シャロンという人の本こそ読んではいないけれど、
彼女の研究対象、医療人類学は気になっていた分野で、
最近また本を買ったばかり。

うーん。
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』が取り持つ縁とは
なかなかすごい。

水声社から出されている本この本も、よくわからないところもあるけれど
それなりに楽しみながら読んでいる。
先にあげた人たちのことも調べたいし、まだ読み進んでいないし、
ゆっくりしか進まないけれど。

今日はようやく服の片付けを決行!
鎮痛剤を飲みのみ、横になって痛みが落ち着いたらまたはじめてという
のったりした片付けだけれど、やっとあったかい服が出てきた。
来週はわりと暖かいみたいだから、まだいいけれど。

ところで
今日、テレビをつけていたら100歳を過ぎた人たちが紹介されていた。
みんな背がしゃんとしてはっきりものを言うし、何しろ元気な
感じを振りまいていた。
わぁ、わたしはきっと長生きはせんわ・・・と思ってしまう。
何しろ重力に抵抗していないし、人と話すよりじっと黙っていた方が
好きだし、ぐーたらだし。
あぁ、あとどのくらい生きていられるのかなぁなんて思いながらも、
歳をくったぶん、鈍感になっているから深刻にならなくて済むのは
ラッキー。
秋のい天気の日は立ち直りががぜん速いのだ。




# by hamuneko7 | 2018-11-03 23:39 | 読んでいる本のこと | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん