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ぼちぼちいこか~

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今日の春&震災の記憶

今日の散歩で見つけた春。

・畑の縁に広がっていたホトケノザ
・車道のそばに咲いていたカラスノエンドウの
赤紫の花(豆の仲間なので花はもちろん豆の
花の形。かわいい〜)
・沈丁花。香りのみで姿は見えず。


感情と痛みの関係について書かれている本に、
香りは痛みを和らげるとありました。
散歩に出かけ<あぁいい匂い🎵>
と声をあげるたびに、もしかしたら
痛みも減っていたのかも✨
散歩の効能は大きいですね。


ところで、
録画しておいたドキュメンタリーを見ました。
『解放区』という番組で流した[ある家の記録]
というものです。

福島県浪江町赤宇木地区に代々住んできた
今野さんという人と家を数年追いかけて
作られたドキュメンタリーです。

ここはいまだ帰宅困難区域です。
今野さんの家の前の道だけは除染済。
でも道から20メール離れたところは除染しない
というルールがあるのだそうです。

 (調べてみたら環境省の作成した規則?があり
 平成28年のものを見ると、林縁から20メール
 離れた区域は除染した場所の2倍から3倍の高さの
 放射線が発生していない限り、除染対象外とのこと。)

今野さんの家は代々の名家で、道の近くに
家が建っていたので、放射線で汚染され
住めなくなった家屋と認定され
公費で家の解体をして更地にする対象と
なりました。

何代も前からここに住み、兄妹も今野さんも
この家で育ち暮らしてきたわけですから、
家を解体するというのは
大きな決断でしたが、他人に勝手に壊されたり
するよりは、自身から幕引きをすることで、
しっかりと別れを告げ区切りをつけられると
考えたそうです。
 (テレビ取材が入ったため、今野さんが
 取り壊しに立ち合うという約束は反故にされ
 気づいた時には更地になっていた実際でした。)

記録を残す、ここに住んでいたという歴史を残す
ことが大事なんだと言っていました。
暮らしのひとつひとつの出来事、季節の行事を
繰り返してきたということを忘れられたくない。
生きてきたことまで忘れ去られてしまうことになる。
そんな話をしていたと思います。

でも今野さんは、自分達は恵まれているとも
言っていました。
国は除染のルールを作ることで、町の人どおしを
分断していると言います。

赤宇木の村の住民の多くは、道路よりもっと
山の奥のほうに住んでいるのだそうです。
ですから除染もされず家の解体費も出してもらえず
ただただ帰宅困難区としてほうっておかれ、
家は草ぼうぼうの廃屋となり消えていく
ことになるわけです。

ここに住み着いた人たちは、戦争で満州の開拓民
として中国に行き、敗戦で命からがら浪江に
やって来て、与えられた土地は森。
新たに森を開拓し生活の糧を得て暮らし始め、
今度は原発事故でまたこの地を追われてしまった..
国策で振り回されすみかを奪われ続けた
ということなのです。

今日もテレビで震災から13年という放送が
いくつも流れていました。
復興とか、記録を残すとか、いろいろ言っては
いますが、今野さんの語ったような記録.記憶を
残すというのとちょっと違うように聞こえます。

がんばってここまで書いて、へたってきました。
今日はここまででおしまい。

おやすみなさい🌃


# by hamuneko7 | 2024-03-11 21:47 | 日常の話と本や映画,みたテレビのこと。 | Comments(0)
さっき、ふっと思ったこと
記録しておこうと思います。

お恥ずかしいことに、わたしは未だ
小津安二郎の監督作品を通して見たことが
ありません。
それなのに憶測で勝手なことを書きます。

「東京物語」などにでてきた老夫婦。
感じは良さそうで、ことばは少なくても
お互いのことはよくわかり合って
穏やかな日々を送っている…
そんなふうに感じてしまうのですが、
本当かしらん?とふと思ったのです。
会話が成り立たないだけではないか?って。

小津映画だけではなく、色々な小説の中で
夫婦が(事実婚か法律婚か問わず)
「会話」を気持ちよく成立させていたものを
見たことがあっただろうか…


よくイギリスで会話の(挨拶の)はじめは
天気のことから。天気のことだけで
1時間は話ができるなんて聞きます。
もしかしたら古い話かもしれませんが。

反対に言えば、社会の話・政治の話は
対立を生むことがあるから、
会話のなかみはアートとか天気とか
善悪や正しいかどうかなどとは
関わりのないテーマにするのがエチケット
ということなのかも…



夫婦の話は犬も食わないことから、
テレビなどニュース報道に関することまで、
多岐にわたります。

どういう内容にせよ、
お互いが言いたいことを言い合っていれば
問題はないのだと思います。
落語の世界のように。


でもいつの間にか、現実の中では
話の主導権はいつも同じ側、
パターナリズム的な話の展開、
マイクロアグレッションであることに
気づかないで話を進めること、
こんなことが多いとなると
「お互い平等だよ。」
ということで始めた関係でも疲れるように
なってきたり…

相手を思いやり、相手の最大幸福を願って
判断し行動していても、
パターナリズムであるということには
大きな重しがあるのです。

人間関係を続かせるには
努力が必要。
話し合いはとても大事。
わかっていますが、難しい…

あ、これは記録ではなく
愚痴でした。
失礼しました。

それではまた。

# by hamuneko7 | 2024-03-10 17:18 | お話しするほどでもない日常の些細なこと。 | Comments(0)
最新号の「日本版ビッグイシュー」の
スペシャルインタビューの記事を読みました。

スポーツにはほとんど興味がないわたし。
観戦より自分でやったほうが、よほど面白いと
ついつい思ってしまいます。
でもあんがいスポーツに関する本で面白いと思う
ものはあるもので…

そうそう、インタビュー記事のことです。
ノバク・ジョコビッチというテニスプレイヤー。
名前はよく聞くし、テレビでは試合中に
ラケットを投げて激昂したリという印象を
もっていました。

グルテンフリーの食べ物を推奨する人たちの
見本のようにも語られてきたような…

派手で話題性をもつことが好きなのかな、
くらいにしか思っていませんでした。

でも彼の行動の背景には、育ちや人種の差が
あったのですね。
すでに名声を上げていたフェデラーやナダル
の二人に対してあとから勝ち上がってきた
ジョコビッチはセルビア人でいろいろな壁を
乗り越えながら、自身でも感情やメンタルを
保つ方法を模索し続けてきたのだそうです。
コロナウイルスのワクチンを打たないという
選択をしたときも、試合に出られるかどうかで
マスコミが騒ぎ立てました。
マスコミの取り上げ方は、かなり事実と
違っていたそうです。

自分で考え選択しながら生きていくと、
他の人にはわからない、
その人固有のあり方がみえてきます。
他の人とは違う、という理由で
「変わっている.変な人」と判断するのは
気をつけないと、と改めて思いました。

なぁーんて。

おととい、歯医者さんに行った夜、急に
嘔吐と下痢に襲われて一日寝て過ごしました。
風邪と胃腸炎だったのでしょう。
今日は回復。
いつもの不調だけになりました。

でもまだ病み上がり?なので
ここまでにします。

皆さんどうぞご自愛下さい。
それではごきげんよう。

# by hamuneko7 | 2024-03-07 18:04 | 日常の話と本や映画,みたテレビのこと。 | Comments(0)
いつの間にかひな祭りも終わってしまいました。
木々の芽もちょっとづつ大きくなっています。
今年は天気が不安定で、冬らしい冬は
続かないまま春がやってきそうです。

図書館で
東直子『朝、空が見えます』(ナナロク社)
を借りてきました。

毎朝、東直子さんが空を見上げて
感じたこと・観察したことを
ことばにとどめてSNSにアップしたものを
まとめてできた本だとか。
(あのナナロク社がこんな柔らかい感じの
本を出すなんて、わたしとしては驚き!)

ことばが素敵!
ひとつひとつ味わって、ゆっくり読みたい
本です。
これから返却期限までの間にじっくり
読みたいと思っているところ。

でも先に
広野真嗣
『奔流 コロナ専門家はなぜ消されたのか』
(KODANSHA)
を読んでしまいたいので忙しいです。


インソールを使い始めたら、膝の痛みは
軽くなってきました。
数ミリの角度を踵につけただけなのに
こんなに変わるとは驚きです。
でもからだは勝手なもので、膝の痛みが
和らいだ分、肩や腕、指先の痛みが
ひどくなってきた感じ。

整形外科の先生とリハビリの療法士さんに
相談した結果、肩も診てもらうことに
なりました。
通常リハビリは3ヶ月で終了ですが、
5ヶ月に伸ばしてもらい、その後肩の
リハビリもしてもらう予定です。
ありがたい限り!
でも宿題を真面目に続けていないのが
ちょっとなぁ~です。
いろいろな理由をつけてサボってしまう
わたし。
習慣づけが一番難しいと痛感しています。
でも自分のためのこと。
できる限り痛みなく自由にからだを
動かしたいのは山々ですもの。

それではまた~
花粉症のある方はお大事になさってください。
わたしはなぜか大丈夫です。




# by hamuneko7 | 2024-03-04 07:57 | 日常の話と本や映画,みたテレビのこと。 | Comments(0)
最近、からだのことばかりが
話の種?
(話のネタという語があります。
いつも種と書くのかネタと書くのか
迷うのですが、どうしたらいいものやら…)

インソール、昨日出来上がりました。
踵にわずかな角度を入れて、
膝の内側にくる負担を減らす目的で
作られたものです。
見た目だけで言えば、いやインソールを
入れてみても気が抜けるほど
ビミョーな違いに感じられます。
長く使うと効果が出るそうです。
と言いつつも、昨日は足を引きずらないで
歩けてしまいました。
ビミョーな違いというのは、偉大なもの
なのかもしれませんね。

昨日インソールの調子が良かったせいか、
元気が出すぎて、
歯医者さんにも行ったにも関わらず
洗濯や掃除やあれこれやってしまい、
寝るだんになってからだのあちこちが
痛くて眠れなくなってしまいました。
掛け布団を引っ張るのも、
寝返りをうつのも、腕や指を動かしたり
力を入れたりするだけで痛い!
そもそも横向きで寝ると下になった腕が
痛いし、腕の付け根や鎖骨あたりも
痛い!
ここ最近はそういうことが多いので、
仰向けになって寝るのですが
背中も痛い!
というわけで、ペインクリニックで
処方されている痛み止めの薬を
夜中に追加して飲むのですが
(NSAID'sも含まれているオピオイド系の
薬であるトラムセット)
わたしの場合は胃が荒れ、飲み続けると
効き目が落ちるようなのです。
昨日は、ほとんど効き目が現れず
痛みを我慢して明け方に眠りに
つけました。

ありゃありゃ!
また病院待ち合いの「ばーさんの自慢大会」
の様子を帯びてきました。
わたしだってそろそろ立派なばーさん
ですが…


話を変えて。

ここ数日
サラ・ロイ
『ホロコーストからガザへ
パレスチナの政治経済学』
(青土社)
を読んでいます。
付箋だらけ。
さすがに時々嫌な気分になって
他の本を読み、しばらくしてまた読みます。

小泉政権の時から日本もパレスチナの
分断に関わっていたことも
初めて知りました。

オスロ合意はイスラエルとパレスチナの
和平につながることだったと思い込んで
いたことの間違い。

ガザに張り巡らされていたトンネルは、
生きていくために必要な経済行為を
行うために使われていたこと。

パレスチナ自治政府のこと。

ガザや西海岸地域へのイスラエル人の
入植の意味や推移。

パレスチナ人が自分たちの自治や権利を
主張することができないように
がんじがらめに管理されていく過程で、
人道的援助という世界に頼らざるを
得なくされていったこと。

からだやメンタルにハンディをもつ人は
いつでも誰かに何かを頼まなければ
生きていけなくされている
という状況にも重なります。

パレスチナ人はただそこで暮していただけ。
でも第二次大戦を機にホロコーストという
出来事と
大国と政治の大きな力が加わって
和平につながる契機をもみ消されて
きました。

ウクライナとロシアの戦争も
ドローンを始め、新しい兵器が導入され
泥沼化していること。
ウクライナでもロシアでも戦闘員を
補充するために人権は無視されています。


あぁ~
疲れていたのに熱くなって
書いてしまいました。
おしまいにします。

それでは。
おやすみなさい。

# by hamuneko7 | 2024-02-21 22:45 | 日常のわたし自身のからだのこと,そのほか | Comments(0)

ゆっくり,ゆっくり。


by まるちゃん